'父とつくったものたち'が本になりました。
このHPのblogも、instagramの手軽さに押され、全く更新しないままでいました。
まだ誰か見てくれているのだろうか、と思いながら最近一番のニュースについて書きます。
初の著書「recollection 父のつくったものたち」を出版いたしました。
HPでは全くお知らせも更新していなかったので、その経緯から駆け足でお話ししたいと思います。
昨年の2023年10月に、北杜の暮らしと仕事の場'On the river'にて、コロナ開け久しぶりの「ハウスのハウス展」を開催しました。知らない方にご説明しておくと、「ハウスのハウス展」というのは'House.'が自宅で行う展示会として、東京国分寺時代から一年に一度行っていた展示で、ものつくりの背景にある暮らしも見て頂くという実験的展示から始まったのですが、国分寺で6回、北杜に移って3回のハウス展を開いてき続けてきた僕にとって、いえ僕たち家族にとって1年間の成長を発表する意味合いでもとても大事にしてきた展なのです。
コロナが開けてようやく大きな展示をできるようになり、久しぶりにハウス展を企画しました。北杜に移ってからのハウス展は、田舎の広い庭や家の広間を使って、食やモノつくりの友人知人にも参加してもらい、少し大きなイベントになるのですが、今回この機会にと一つ考えついたことがあったのです。
それは、息子の和玖につくったものたちの展示でした。
来年から中学生、それまでの12年の間に彼につくったものを並べてみようというアイデアでした。それを実現したいと思ったのは、こんなことができるのはきっと最後の機会だろう、とそんな予感もまたあったからでした。
つくった時のエピソードと共に、つくり積もったものたちを並べた展示は、当日たくさんの方に観ていただき、たくさんのメッセージを頂きました。
その中の一人に山梨を代表する地域のデザイナーの土屋誠くんがいました。彼は「本みたいな展示でした。」と感想を残してくれました。
充実のうちに終わったハウス展。「父のつくったものたち」の展示もやってよかったな、、と思ってまだ余韻がある一ヶ月も経っていない内だったと思います。彼から「僕が出版レーベルをつくりますから、本を出版しませんか」なんとそんな申し出があったのです。
そのような訳で、ここにこの本ができました。
編集はMOKUHON PRESS 土屋くん、写真は素晴らしき暮らしの写真家 砺波周平さん、です。
「父のつくったものたち」の展示の記録、それからものつくりを通してマスミツが暮らしの中で考えることもこの機会に文章として記しました。
作品集、とは少しちがうと思っています。沢山の方に伝えたい気持ちと誰かの何かの役に立てたらと思っています。
少部数出版ですので、沢山の本屋さんに並ぶわけではありませんが、もしどこかでご覧になったら是非手に取っていただけたらと思います。
(On the river WEB STOREでも販売しています。8/27~)
本当に久しぶりにこのblogに書きました。
どなたか見てくれるだろうか、と今も思いながら今日は終わりにします。
update : 2024/08/14 - 7:39 PM
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